習い事騒動 ーそして息子は受験生ー
先日のブログで「息子は受験生」とお知らせしました。
息子が塾へ通い始めたのは小学校4年生。
某有名塾の『新規開室!』というチラシを見て
「この場所なら徒歩圏内。一人でも通えるかな?」と。
*🚄や🚌を使って通うのは難しいと思えるコトが多くありまして…
例えば・・・
🚄 自分が乗るのはホームのどっち?
ドアーの近くにいないと降りられなくなる?
『次の駅は〇〇』を聞き逃したらどうしよう😖
🚌 座ったら眠くなっちゃう (-_-)zzz
『降りますボタン』が押せなかったら終点まで降りられないの?
運賃表の番号、自分は何番?
今では交通機関を使って出かけるコトに不安はなくなったようですが
その頃の彼には「不安」しかなかったのです。
そして、その不安を取り除く為に!と付き合う余裕が
私にはありませんでした(ごめんね)。
徒歩圏内のその塾に、私は話を聞きに…
いや、話を聞いてもらおうと出かけたのでした。
私「コレコレこういう特性がありますが、個別対応をして頂けますでしょうか?」
塾「大丈夫ですよ。グループ指導では心配だと仰るのでしたら個別を体験して下さい」
私「(なるほど、生徒はお客様というワケね😏)はい、では個別体験から。
よろしくお願い致します」
友だちが野球をしていると言うので「野球」を勧めても
息子「イヤ。荷物が多い」
私「それが理由?プロ野球でたくさん稼いで、母にラクをさせたいという
気持ちにはならんかね?」
息子「ならん!だいたい甲子園とかプロ野球の試合を観て、応援しながら胃が痛いって
騒いでるクセに」
なるほどね。イヤの理由は間違えていない。
友だちがスイミングスクールに行っているというので「水泳」を勧めても
息子「イヤ」
私「どうして?荷物、少ないし。いいじゃない!」
息子「あのね。どうして陸で生活している人間が、わざわざ泳ぐの?」
私「まあ、そうだけど…でも、もし彼女が溺れてしまったら助けられるでしょ?」
息子「ないね。だって見張ってる人がいるじゃん。それに、泳げないならそういう場所に
行かなければ溺れないの!」
なるほどね。イヤだという主張はとても立派。
体操教室に通っている友だちがいると聞いたので「体操」を勧めても
息子「イヤ。ムリ」
私「ピシッと決まったらカッコイイじゃない」
息子「だからね、カッコイイとか要らないの。それに『人生に逆上がりも跳び箱も必要ない!』って
言ったのは母だからね」
私「そりゃ、確かに言いましたけど…」
なるほどね。自分のイヤを貫く為にはいろいろ仰いますなあ。
新入生を部活に勧誘するワケでもないし、もう諦めましたm(__)m
以上のような会話をしてしばらく「習い事」が話題になるコトは
ありませんでした。
私の胸に、幼稚園~小学校1年のサッカー教室…
その苦い思い出が蘇っていたのも、話題にしない理由だったのかもしれません。
でも、塾の説明を聞いて。ウチに戻って
私「ねぇ」
息子「何?」
私「塾、行かない?」
息子「塾?場所はどこ?」
私「近くょ。歩いて行ける」
息子「じゃあ行く」
私「塾って、勉強する所よ」
息子「知ってるよ!」
私「じゃあ勉強しなさい!」
息子「うん、勉強してやるよ!」
返事はひどく乱暴でしたが、こうして世にも珍しい経緯で
後に「受験生」になる生徒が誕生したコトを
もちろん塾の先生は、今もご存じありません。
*友だちは習い事をしているのに、自分はヒマ😁
時間的にも、息子がすんなり受け入れられる要素だったのかもしれません。
さてさて、それから2年。
算数が苦手・・・は私に似てしまったようです。
時々「習いたてホヤホヤ」の難しい問題をぶつけてきます。
問題を解く時間配分に苦労したり、勘違い・思い込みでの減点に納得するまで
イライラしている姿もあります。
受験は無謀なのかもしれない。
息子にムリをさせているのかもしれない。
あと2ヶ月半…なのにふと「これで良いのか?」「これが良いのだ!」に
苦しむ母でもあります。
と思う反面、テストの点数を知る度に
褒めるコトが大事と分かっていながら
『何を間違えたの!』
『問題は良く読みなさい!』
塾の先生が息子を慰めるほどのお叱り👹
息子「塾の先生は優しいのになぁ~」
私「それはねえ。お客様だから!」
息子「月謝を払ってるのは母なのに?」
私「あ…ホントだ」
息子「お客様の息子だからじゃね?」
私「そうか!」
息子「じゃ、お客様。オレは部屋で勉強してきますので」
私「はいはい」
最近は、お叱りも上手くかわすようになってきました。
成長を喜びましょう🌸
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2019年11月17日